アラズヤ商店

日々のナマキズ

欲しいもの、わかってんですか? その3

"消費者のニーズに応える" 

 

っていうのは商売の基本ですか。

ニーズに合わないものを買う人はいないでしょうから、多分基本なんですよね。

"欲しい" って思うから、買うんであって。

 

お客さんが思う  "こういうもの欲しいなあ" ってものやことを見越して、商売する人がそれを差し出すのか、

商売する人がニーズに繋がりそうなものを見越して "これからはコレです" なんて、その価値を植え付けるようにお客さんに差し出すのか。

 

端的に言うなら、"ニーズ" っていうスタンスが鈍ったんだと思うんですよね、個人的には。

 

"ニーズ" というよりは、"動機" とか。

 

要するに、購買欲求っていう理由付けみたいなものが、いつのまにか変わったのかすり替わったのか、とにかく少し前までの感覚とは、すっかり変わってしまったんだと思ってるんです、個人的には。

 

"欲しい"って思うことは、今も昔もさほど変わらないのだろうけれど、"欲しい"はずのものにすら選択肢がありすぎるんですよね。

だから、"欲しい" のに何を買ったらいいのか、何が目的にふさわしいのか、そういうことがわかんなくなってきちゃった。

 

売りたい側は売りたいんだから、売りたいものを最高と言って売りたがるのは当たり前なんですけど、買う側にしてみたら有り余る選択肢のそれぞれがみんな最高なんて言ってるから、違いも価値こそもさっぱりわからなくなる。

 

宣伝文句なんか当てにならなくなっちゃった。

 

 

そうして、"口コミ"とか "レビュー" みたいなものが、あたしたちの手のひらの中で気軽に知ることができる"選択肢の選択法" のようなものが当たり前のようにもてはやされるようになっていったわけじゃないですか?

 

 

余程便利に知りたいことが、わからなくなってしまったものが、気軽に選択できるような気がしてしまったわけじゃないですか?