アラズヤ商店

日々のナマキズ

天才すぎてツラい

 

アラズヤ商店の半分のスペースでは髪を切ったり染めたり曲げたり伸ばしたりするようなこともやっている。

左半分のスペースなので”アラズヤ商店の左”と勝手に名乗っているが、まったく浸透していない。

自分だけで面白がっているだけだからだ。

面白がっているのはお店の活動的なレイアウトのことであって、髪をいじることを面白半分でやっているということではないので勘違いしないで欲しい。

 

 

「来る度にお店の中が何か変わってる」とよく言われるけれど、そんなことはないので気を確かに持って欲しい。

ウチはそんな忙しないお店ではないのだ。

そんな感じがしてしまう、ということなら何のことはない、シメシメと思うだけなので、良かったら一緒に楽しんで欲しい。

 

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わりとギッチギチに狭いお店なのだけれど、一人だけで仕事をするのに15坪は案外広くて持て余し気味で、近頃ついに”電子ドラム”まで設置して遊び始めてしまった。

パッと見、馬鹿っぽいことこの上ない空間になってしまったことは言うまでもない。

 

しかしながら今日も、親子で出掛けてくれたお客さんが勝手にお茶を飲みながらずっとドラム叩いて、遊んでくれて、なかなか自由度の高い空間演出に一役買ってくれて嬉しかったのだ。

完全予約制だから他のお客さんとバッティングすることもなく安心して遊べるのは、我ながらナイスな店づくりだと思う。

やっぱり天才なのかもしれない。

 

「いよいよ何やりたいんだかわかんないお店になってきたね」と、今日も言われてしまった。

 

まじで手応えだ。

シメシメ、なのだ。

天才だから。

 

 

アラズヤ商店は、”ヘアーサロン” もやってます。

などと調子づいたことを言い出したら、心なしか商売がヒマになってきた気がしている。

天才に誤解は付きもの、ということなのかもしれない。

何ごとも辛抱が肝心、ツラいところだ。

しかも辛抱も15年目になるとさすがに色々なことが挫けてくるが、天才は何より遊び心を忘れないものだし、ついでに時間すら忘れてしまう懐の深さときている。

さすが天才、鬱陶しいほどのポジティブさだ。

 

 

近頃は一時間髪を切って、その後二時間ほど人生のハナシに耽るといったかなりダイナミックな商売をたびたび展開している。

そこまでくると、自分の天才さが少し怖くなってもくるが、髪を切るより楽しくなってしまうこともあるから、もしかしたらそこには新たなビジネスアイデアが眠っているかもしれない。

天才すぎて自分が恐ろしい。

しかし天才なのに、どうしてウチはヒマなのだろう。

いや、そんなことはない。

天才は自分のアイデアを恐れず、アグレッシブに進むものなのだ。