アラズヤ商店

日々のナマキズ

夢見るばかりに忙しくて目を瞑るのですさっさと動け

頭痛が酷くて予定がグサグサであります。

何言ってるのかわかりませんね。

 

現実逃避には夜更かしが一番、というか世の人の気配が消える時間に人間は真の自由に逃避して芯からぼーっとするんだよ、なんて可愛い七つの子があるからよ、みたいな言い方になってしまった。

夜更かしが苦手なあたしは、めちゃくちゃ早く寝てめちゃくちゃ早起きするのではなくもはや真夜中に起き出す暮らしが病的に心の安定であっておクスリであって、世の人々がおクスリと耳にするにあたって想像しがちなそれとよく似てそれは確かにあまり健全な感じではなさそうであるがゆえに心の抵抗もありまして、合わせて近頃便秘気味で体調がやや優れずにいる猫のコマさん(もうすぐ10歳♀)、ここ二日ばかり独り寝に徹していてこちらにややも不安ばかりを思いつかせていたものを、気まぐれにもあたしが起き出そうとした草木も眠るかどうかは知ったことではない深夜二時、やはり気まぐれにもあたしの布団の中にゴソゴソと潜り込んできたものですからこれは困った、と。

何しろ具合の悪い獣たちは寝て直す、というシャーマンよりも手間の要らないセルフメンテナンシビリティでこの世を生きる逞しさでありますからあたしはせめてその邪魔を仕出かすものではあるまいぞ、などと思うからにはいそいそと布団から起き出すわけにもいかずただ布団の中からかすかに響く”ゴロゴロゴロゴロ……”という猫特有の至福の音色に耳を傾けるより他になく、機嫌いいんだなこいつ、ということに安堵を覚えつつ深夜の二度寝に転げ落ちてしまった模様。

 

そうして再び目を覚ますこと夜明け前の前、怠惰な深夜のしんがり三時、鳥のように途切れ途切れに寝ることに安堵を覚えるやや不安定な感性を盤石に生きるあたしのことですからそれは安定の目覚めであって何の不具合もあったものではないのですが、猫はまだ布団でお休みになられておる模様。

動けん。

と、ほぼ起き出す気はなくなっていたあたしにはむしろ人間らしい眠りへの誘いであることだなこれは、と易く観念して再び眠りに堕ちることとなったのですが、いやはやその後またしてもやらかしてしまったのであります。

 

 

火山が、噴火しました。

いや、夢の話です。

 

あたしはどういった経緯でそこにいたのかは忘れてしまいました。

ロードサイドに建つそれなりの年代を想像させるカジュアルなホテルあるいは旅館、修学旅行の宿泊先としてはかなりベストでマストな感じ、と言ったらわかりやすいでしょうか、そんなグレードの施設の玄関先にたたずむあたしが見上げる視線の先にはのどかな温泉マークのそれとよく似たテンションの噴煙をくゆらす割と円谷プロ的な美術装飾感のあるガラモンの皮膚的山肌とややも荒々しげな成層火山的先端を誇る絢爛たる火山というその全景。

「ああー、こんなの割と好きかも。すげーなー」

なんてあたしはつぶやいたものだったでしょうかそんな次の瞬間、どかんっ、と。

 

マグマ噴火ではなく、やはり円谷プロ的演出とよく似た黒煙の激しい噴出とともにガラモンが爆破されたかのごとくゴツゴツとした噴石の雨あられ

噴火の瞬間と共にチキンなあたしはその距離感のみで”絶対ヤラレるっ”と即座に判断したものの時すでに遅し、ものすごい勢いで結構な大きさの噴石がどすどすと降り注いでそれはもう恐ろしいなんてものじゃありませんでしたけれど何だかあたしはやけに勇敢でしたよ、っていうか単純に危ないから逃げないよりは逃げるでしょそりゃ、的な身のこなしと一か八かとお願い当てないで神さまの一心ばかりじゃない感じで旅館の玄関のポーチの陰に転がり込んだわけなのです当たらなくてまじでよかった。

 

と、思ったら慌てて逃げこんだロビーの中に次々とフンコロガシが転がす的なアレの超デカいやつがゴロンゴロン押し寄せてきてまあ危ないこと、あたしは一発だけそれを喰らったんですけど幸いにも惰性が尽きる寸前のそれのおかげで壁とそいつでサンドなイッチに化かされる寸前で「くっそおも」なんてつぶやきつつ逃れたわけなんでした。

あのフンコロガシのアレ的岩石の手触りは、未だあたしの掌にハッキリクッキリと残っている有り様だったりするのです。

 

その後もシーンは続くのですが、主には被災後の避難地キャンプ、といったシチュエーションによるものだったのですが、やけに能天気かつ支離滅裂な世界で円谷プロの欠片もない感じだったので以下略です。

 

 

はっ、となって目が覚めたらまだ30分も経っていませんでした。

そしてあたしはにわかに枕もとのスマホを手に取り、”噴火、夢”と検索をかけずにはいられません。

 

うーむ。

 

検索結果にはほぼ納得。

まあな、くらいしか思わずに眠りにつくこと明け方のドラキュラ的喪失に怯える明け方の四時。

つまり予定はすっかりグサグサなんでありました。

そりゃあ火山も噴火するさ、などと独りごちつつ、こんなことではまたしてもくるくるパーマさんが降臨して何言ってんのかさっぱりわからない説教をまたしても喰らってまたしてもよくわからない捨て台詞こそを頂いてしまう、とややも殊勝な反省を胸に起床することすっかり七時。

くるくるパーマさん降臨せず。

 

 

今日は母親の命日なので、お店に行く前にお墓参りに行こうかと、昨夜のうちに花を買っておいたのに、カーテンを開けたらしとしとと雨雪模様ではありませんか。

 

実にハードな幕開けではありますまいか。

猫のうん○が無事に出るように瞑想に励んでみるとしますか。

現実化のスピードは確実に早まっているらしいので、”噴火ばっちこい”といった心意気でもって挑むこととするのであります。